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1. 概要#

プログラムでネットワークを管理するための標準的なプロトコルとデータ モデリング言語として、IETF は RFC 3535 を基に NETCONF と YANG を開発しました。

NETCONF が最初に提案されたのは 2006 年の RFC 4741 で、YANG は 2010 年の RFC 6020 でした。新たな 2 つのテクノロジーは進化を続け、お客様やベンダーに受け入れられています。

NETCONF プロトコルでは、SNMP の弱点であった問題の多くに対処できる、プログラミング可能なインターフェイスが用意されています。 開発者が使用し始めると、REST API などのプログラム標準にさらに適合したインターフェイス オプションの提供に、関心が持たれるようになりました。 そのような目的に対応するプロトコルとして、NETCONF に代わり RESTCONF と gRPC が登場しました。

RESTCONF は 2017 年 1 月に RFC 8040 で標準化されました。

gRPC は Google が開始したオープン ソース プロジェクトです。ネットワーク設定だけではなく、さまざまな目的にあらゆる環境で使用できる最新の RPC フレームワークを提供します。 詳細については、grpc.io を参照してください。

多くのベンダーや組織であらゆるテクノロジーの採用が急激に進む中、NETCONF と YANG は、今日のネットワーク デバイスにおいて最も広く利用される標準的インターフェイスになりました。 したがって、まずは、その実装方法や利用方法を確実に理解することから始めるのがよいでしょう。

以下の図はネットワーク管理プラットフォームとネットワーク管理プロトコル群との関わりを示しています。

ネットワーク オーケストレーションやモニタリング システムでは、ノース バウンド/サウス バウンド API として NETCONF および RESTCONF も使用されています。 - ノースバウンド API は、アプリケーションが外部に公開する API です。 - サウスバウンド API は、アプリケーションが他のシステムとの接続を開始するために使用する API です。 - また、ネットワークがプログラミング可能になると、ネットワーク設定を変更するのがネットワーク エンジニアだけではなくなります。 アプリケーションも、ネットワーク インターフェイスを利用してモニタリング システムからアプリケーション状態を直接クエリーするようになり、設定の更新を直接促します。

このモジュールで 2 番目に重点を置くのは、YANG デバイス データ モデルを確認して利用し、ネットワーク要素を直接検査して設定することです。

一般的に、サービス データ モデルは個別のネットワーク要素で直接サポートされるのではなく、ネットワーク オーケストレーション ソリューションでサポートされます。 ネットワーク操作では、サービス モデルを使用してオーケストレータをプログラムします。 その後、オーケストレーション プラットフォームはデバイス データ モデルを利用して、実際の末端の設定を行います。