SoftEther VPN セットアップ#
SoftEther VPNを用いて自宅PCへVPN接続を設定する。使用するSoftEther VPNについての説明は以下のとおり。
SoftEther VPN はオープンソースの、無償で、複数プラットフォームおよび複数 VPN プロトコル対応の VPN ソフトウェアであり、Apache License 2.0 で提供され、筑波大学における研究プロジェクトとして運営されています。
主な設定手順は以下。
- サーバー側(接続先)に SoftEther VPN Server をインストールする。
- SoftEther VPN Serverの設定を行う。
- クライアントPC(接続する側)で、VPN接続設定を行う
1. 接続先PCでSoftEther VPN Serverをインストール#
SoftEther VPN のダウンロードページから必要なファイルをダウンロード。
今回はwindows PC にインストールする。 プルダウンメニューから選択した内容は以下の通り。
表示された「SoftEther VPN Server and VPN Bridge (Ver 4.41, Build 9782, beta)」をクリックしてファイルをダウンロード。
ダウンロードした exe ファイルをダブルクリックしてインストールを実施。 基本道なりに沿って選択していけばOK
2. SoftEther VPN Serverの設定#
インストールが完了したら、SoftEther VPN Serverの設定を行う。
主な設定パラメータは以下の3つ
- SoftEter VPN Server Managerのパスワード
- VPN接続時の接続先名
-
VPN接続時のユーザー名、パスワード
-
「SoftEther VPN サーバー管理」を起動
- 「接続」をクリック
- 新しいパスワードを入力して「OK」をクリック
- 「リモートアクセスVPNサーバー」にチェックを入れて「次へ」をクリック
- 「はい」をクリック
- 仮想HUBの名称(任意の名前)を入力して「OK」をクリック
- 「閉じる」をクリック
-
ダイナミックDNSのホスト名称はデフォルトのまま(編集自体は可能)
-
閉じるをクリック
- 「IPsec/L2TP/EtherIP/L2TPv3サーバ機能の設定」はモバイル端末接続時には有効にするが、今回は対象外なのでチェックを入れない。
- 「VPN Azureを有効にする」にチェックを入れる。
- VPN Azureホスト名(vpn・・・.vpnazure.net)をメモしておく。これがVPN接続先のアドレス情報になる。
- 「ユーザーを作成する」をクリック
- ユーザー名、パスワードを設。(接続時に必要となるためメモしておく。)
- 入力後に「OK」をクリック
- ユーザー名が登録されている事を確認して「閉じる」をクリック。
- 「閉じる」をクリック
- 「仮想HUBの管理」をクリック
- 「仮想NATおよび仮想DHCPサーバー機能」をクリック
- 「SecureNAT 機能を有効にする」をクリック
- 「OK」をクリックし、「閉じる」をクリック
- 「SoftEther VPNサーバー管理マネージャの終了」をクリック
3. 接続元PCで設定(Softether VPN Azure設定)#
クライアント(接続するほう)のPCで実施。 特別なソフトウェアは必要とせず、Windows標準のVPN接続設定を行う。
- 設定からネットワーク接続を選択
- 「VPN」をクリック
- 「+」をクリック
- 「接続名」を入力(任意の値で問題ないが、管理上分かりやすい名前としておく )
- 「サーバー名またはアドレス」を入力
- VPN server で設定したVPN Azureホスト名を入力する
- 「ユーザ名」、「パスワード」を入力する
- VPN server で設定した「ユーザ名」、「パスワード」を指定すること
- 保存をクリックし設定完了
- 先ほど設定したVPNをクリックし、接続するをクリック
- 問題なく接続ができれば終了